檜垣裕志神戸サッカーアカデミーブログ / ポッパーマン サッカーブログ

神戸市にて、檜垣コーチ・毛塚コーチに教えて頂き「利き足のポイント」を意識しブレル事無く活動しています。人数に限りはありますが、一緒に練習希望されたい方は、ご連絡ください。現在、幼稚園年中~中学3年生まで参加して頂き活動しています。一緒に、技術アップの為練習しませんか?参加ご希望の方は、kikiashi1970@gmail.com まで

裏切る選手を育てよう

 ジェフ時代にオシム監督と同じクラブで過ごした3年間は、私にとって非常に有意義なものでした。練習後にコーチ陣やスタッフを集めてサッカー談議をするのですが、そのなかでよく出た言葉がこの「インテリジェンス」でした。

「あのプレーはインテリジェンスがあった。とてもエレガントだった」などと表現しました。それは大概、想定外のプレーに対する称賛でした。「あそこにパスが出たら、あの選手がサイドに開くから、そこにパスだろう」というように観ている者が予想できる範囲の選択をしないプレーに対するものでした。

 ドイツ代表のエジルバルセロナのメッシは、私たちを「そんなところにパス出すの?」「そこでドリブルなのか」と驚かせ、喜ばせてくれます。が、コーチとしてピッチに出ると子どもが自分の思った所へパスをしたりドリブルすると満足していないでしょうか。

 ジュニア期に足元の技術を磨くことは良いことですが、あまりにそれだけに終始していると判断を磨くところまでたどり着けません。スキルの向上を追い求めれば追い求めるほど、教えている選手がみんな似てくるといったジレンマを感じたことはありませんか?自由な空気のなかでどんどんトライさせて、インテリジェンスを育むことに目を向けてください。

「考えろ」が口癖だったオシムさんは、日本人選手のインテリジェンスを育てようとしていました。代表でも抜てきし続けた羽生選手にこう話すのを聞いたことがあります。

「小さい選手が大きい選手にぶつかったら勝てるわけがない。当たらないように動いたらどう?」

 相手の裏をかく。想定外の動きをする。そのアイデア、インテリジェンスを羽生選手に求めていました。彼にその才能と個性があると踏んでのことだったと思います。