檜垣裕志神戸サッカーアカデミーブログ / ポッパーマン サッカーブログ

神戸市にて、檜垣コーチ・毛塚コーチに教えて頂き「利き足のポイント」を意識しブレル事無く活動しています。人数に限りはありますが、一緒に練習希望されたい方は、ご連絡ください。現在、幼稚園年中~中学3年生まで参加して頂き活動しています。一緒に、技術アップの為練習しませんか?参加ご希望の方は、kikiashi1970@gmail.com まで

ポジションの適性を見つけるのはゆっくりと

池上氏談より

 

私が今まで30数年見てきた子どもたちを振り返ると、作り上げられてきた選手が多いように感じます。

 

「ここをやりなさい」と言われるがままに。

 

例えば、中学に上がってきたとき、「僕はサイドバック」と言うのですが、相手とガツガツやりあっている姿を見るとサイドバックの選手じゃないよね、ということが多い。

 

「そこじゃない方がいいんじゃない?」ということが多々ありました。

 

したがって、ジュニアではあまりポジションを決めつけない方がいい。

 

本当にその子に合ったポジションを見つけられるのは、おそらく中学2年生の後半からか、中学3年生だと思います。

 

ゼムノビッチさん(千葉県サッカー協会テクニカルアドバイザー、元清水エスパルス監督)

は、「中3ぐらいから(その子に合ったポジションの)スペシャル・トレーニングをすべきだ」と言います。

 

日本にはこういった発想がなさすぎるそうです。

 

例えば、シュート練習を行う場合、全員がシュート練習をしませんか? 

 

ゼムノビッチさんは、「池上さん、センターバックにシュート練習が必要ですか?」とよく言います。

 

私は「なるほど。だったら違う練習をした方がいいね」と話しました。

 

日本の指導者は子どもたちの特徴を見つけるのはうまいのですが、

残念ながら「特長」ではないようです。

 

どうも、よいところではなく、欠点やネガティブな部分に目がいきがちです。

 

「この子は走れないからGKにしよう」といった消去法の考え方。

 

これは教育観の差だと思います。

 

欧州ではまず長所を伸ばそうとします。

 

よいところを伸ばすことで、実は少しずつその子の短所をカバーできるようになるのですが、日本は正反対でスタートすることが多いですね。

 

俊足の子がいたとしましょう。すごく足は速いけれど、足元の技術がない。

 

その場合日本だと、センターフォワードやアウトサイドのワイドアタッカーに起用し「ボールがきたらシュートしなさい」と言うだけ。

 

まあ、ここしかないかという、消極的な扱いをしている気がします。

 

一方、欧州では唯一の俊足という長所を大事に、それを活かせるように技術をアップさせる指導をします。

 

「そこしか使えないから」という見方ではなく、「君は足が速いから、こんなプレーを覚えると、もっといい選手になるよ」という指導の仕方です。

 

「足が速いからこそ、最初のボールタッチはこう、ポジショニングはこんなふうにしてごらん」

「もっと完全に裏をとれるよ」

 

「ここでちょっとコントロールさえうまくなれば、もっといろんなことができるね。どう?」と声をかけたりします。

 

長所を活かすためのコーチの引き出しが多彩なのです。

 

守備はマンツーマンでやらせよう

さらにいえば、日本の指導者はポジションよりもシステムを気にしすぎます。

 

どうして、3バックはどう、4バックがどうと議論するのでしょうか。

 

「君は相手選手の誰につく?」と決めてしまえばそれでいいと私は思います。

 

マンツーマンにすると、常にバックラインにひとり残っているようなワンバックになります。

 

日本のジュニアはもちろん、中学・高校・社会人と、いずれもディフェンスラインに人が余りすぎていませんか。

 

オシムさんはこんな言い方をしていました。

 

「ゲームの状況で変わる。3バックや4バックという話じゃない。相手が強くて押しこまれたら5バック。反対にこっちが押しこめたら2バックでよくなる」

 

小学生には「攻撃するときは、全員で攻撃しなさいね」と言えばいいのです。

 

ボールをとられてカウンターを食らってもいい。

 

そういう経験をして「ちょっと待って。おれら行きすぎじゃない?」と気づけばいい。

 

ところが、大人は「カウンターを食らって負けないように何人か残っとけ」と命令してしまう。

 

その結果、後ろに人が残りすぎてしまうのです。

 

実は、オシムさんはコーチングのヒントを得るために、よく「フッスバル・トレーニング」というドイツのサッカー専門誌を読んでいたようです。

 

あれだけ実績のある人でも、そうやって勉強していたのです。

 

どうか、いろいろな練習メニューを自分で工夫して、自分のチームに合うように教えてください。

 

さまざまなことを学び、自分の頭で柔軟に考えて、クリエイティブな指導者に…

以上

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

私も含め、コーチも選手も日々勉強です。

 

時代が変われば、教えも変わります。

 

選手を良く観て、指導していきましょう。