檜垣裕志神戸サッカーアカデミーブログ / ポッパーマン サッカーブログ

神戸市にて、檜垣コーチ・毛塚コーチに教えて頂き「利き足のポイント」を意識しブレル事無く活動しています。人数に限りはありますが、一緒に練習希望されたい方は、ご連絡ください。現在、幼稚園年中~中学3年生まで参加して頂き活動しています。一緒に、技術アップの為練習しませんか?参加ご希望の方は、kikiashi1970@gmail.com まで

子どもの“やる気”を育むためのメンタルトレーニング【後編】

「根性出せ!」「強気で行け!」その言葉ではやる気は出ない

 

「なんでやる気がないんだ!」「なんで集中力がないんだ!」

少年スポーツの現場では、メンタルは全部本人のせいになっています。

でも、我々から見れば、それは指導者である監督の責任。

大人たちは、「集中しろー!」ともよく言いますね。子どもたちは、「ハイ!」と言います。

でも、何が集中かは、子どもたちはわかっていないでしょう。

大人は自分の経験から「集中」はなんとなくイメージできますが、「集中力とは何か」「どうしたら集中力が高まるのか」「集中力が高まったらどういういいことがあるのか」を説明することができない。

 

同じような言葉に、「根性」がありますね。

「根性って何ですか?」と十人の大人に尋ねたら、十人十色の答えが返ってくるはずです。

ある人は、「耐えることだ」と言い、ある人は「熱く心を燃やすことだ」と言う。

つまり、根性の定義は定まっていない。

 

つまり、日本のメンタルが遅れているのはそこなのです。

監督も親御さんも同じ言葉を使っていて、ニュアンスではわかったつもりになっている。

しかし、それは自分たちの経験上の解釈であって、子どもたちには全く伝わらない。

 

そこで、我々が必要になる。

「落ち着け!」と言い放つのではなく、どうしたら落ち着くのかを教える。それが、メンタルトレーニングなのです。

 

そしてさらに、ここが重要なところですが、それを頭で覚えただけではダメ。

覚えたことを本人が毎日練習し、試合で試す、日々実践していく。スキルとして身につける過程が必要になるんですよ。

 

コツコツと積み重ねることでメンタルは強くなっていく

 

メンタルトレーニングとは、「人と書いて飲め!」と言って、それで落ち着くような魔法ではないんです。

コツコツと、毎日毎日、積み上げていくものなのです。

 

毎日欠かさずリフティングをしてサッカーの技術をつける。

辛くてもダッシュして体力をつけていく。

体力や技術は、地道な努力をしなければ身につかないものですが、メンタルも同じです。

日本では、メンタルを軽く考えすぎています。ちょちょいのちょいのいいとこ取りで知識だけ取り入れたら、次の試合でメンタルが強くなると思っている人が多いんですね。

 

「心・技・体」のうち、鍛えるべきもっとも大切なものは何でしょうか、と問えば、誰もが「心です」と言います。

ところが、技術練習ばかりで、心を鍛えるメンタルトレーニングには時間を費やさず、投資もしていないというチームがほとんどでしょう。

 

ここ3年くらい高校サッカー選手権で優勝している学校はすべてメンタルトレーニングを取り入れています。

宮崎県の鵬翔学園、市立船橋高校や、滝川第二高校などもメンタル面を強化した学校です。

今もトレーニングが続いているかはわかりませんが、強豪校はいち早く取り入れていますね。

 

我々が指導する場合は、「やる気を高めるプログラム」を実行します。

まずは心理テストをして、科学的に選手たちの心理を自己分析することが必要です。

 

心理テストのあとは、人生の目標を書く欄に詳しく目標を書かせます。

何歳でサッカーを始めて、中高でサッカーをやって、Jリーガーになって、監督になって。

引退パーティーで、司会者にあなたのサッカー人生をどう紹介してほしいかまでも書く。

そして、そのためには、具体的に今年一年何をするか。

今月、今日何をしたらいいかという計画を書く。その上で、毎日の練習日記を書いていく。

階段を一歩一歩上るように、緻密に、システマティックにやる気を高めていきます。

 

これを書くのはかなりしんどいですよ。でも、世界のトップレベルの選手はみんなやっていることです。めんどうと言っていたら、やっぱり、そこまでの選手でしょう、ということなんです。

 

「ゾーン」という言葉を知っていますか? 

最高のパフォーマンスを出す、最高の心理状態のことです。

メンタルトレーニングイコール、ゾーンに入るためのトレーニングです。

今までは、まぐれで入っていたシュートを、調子がいい悪いではなく、常に決めるためのトレーニングともいえます。

やはり、それだけの成果を出すためですから、家庭でのポジティブ思考の土台の上に、本人が、コツコツとトレーニングを積み重ねていかなければいけないんですよ。

 

参考まで。