檜垣裕志神戸サッカーアカデミーブログ / ポッパーマン サッカーブログ

神戸市にて、檜垣コーチ・毛塚コーチに教えて頂き「利き足のポイント」を意識しブレル事無く活動しています。人数に限りはありますが、一緒に練習希望されたい方は、ご連絡ください。現在、幼稚園年中~中学3年生まで参加して頂き活動しています。一緒に、技術アップの為練習しませんか?参加ご希望の方は、kikiashi1970@gmail.com まで

フィンランド式に学ぶ 笑顔で成長!解決志向の子育て術

~ある記事から~

 

世界20ヵ国以上で採用されている「フィンランド式キッズスキル」。教育大国 フィンランド発! 子どもたちが進んで学び、楽しみながら成長するメソッドを ご紹介します。

 

サッカーのプレーは、決断の連続です。

 

優れたプレイヤーは常に次のプレーを意識して、次々に判断を下します。

 

瞬時の判断が求められているとき、誰かの指示を待ったり、ベンチの顔色をうかがったりしている暇はありません。

 

自分で考えて、判断し、自発的に行動するためにはどうしたらいいでしょう?

 

ひとつはサッカーの技術を上げること。

 

技術的な伸びしろが多くある子どもたちが、選択肢を多く持つことはとても大切なことです。

 

もうひとつは、自分で考える力を身に付けること。

 

これはサッカーだけでなく、成長段階にある子どもたちにとって、あらゆる面で大切なことです。

 

 

子どもたちを困難解決に導く フィンランド式キッズスキル

 

つい先日、世界65カ国・地域の15歳約51万人を対象にした国際学習到達度調査(PISA)の結果が発表され、

 

日本の学力が向上しつつあるというニュースが報じられました。

 

早速「脱ゆとり」の効果か? と報じる向きもありますが、

 

学力だけでない豊かな発想力、自発的に学ぶ能力はまだまだ不足していると言われています。

 

そんな中、「自分で考える」「発想する」教育を掲げて、学力面でも長い間、高水準を保っているのが、教育大国フィンランドです。

 

今回ご紹介するのは、そんなフィンランド生まれの「解決志向」の教育術『フィンランド式キッズスキル』です。

 

大人も子どもも笑顔で子育てに取り組める「自ら解決するプログラム」の中身を紹介してもらいましょう。

 

フィンランド式キッズスキルでは、問題を指摘しません」

 

フィンランド式キッズスキルを日本に紹介しているEAP総研の川西由美子所長は

「キッズスキルは子どもが自分で学びながら、楽しみながら成長できる方法論」だと言います。

 

脱ぎ散らかす子どもが進んできれいに着替えるようになる方法

 

「ひとつ例をお話しましょう。服を脱ぎ散らかす子どもがいたとします。

 

その子どもは何度『ちゃんときれいに脱ぎなさい』と言っても、そこら中に服を脱ぎ散らかします。

 

さて、この子が自分のエリアの中で服を脱ぐようにするためにはどうしたらいいでしょう?」

 

うーん、怒っても言うこと聞かないだろうし、

 

褒めて伸ばすって言ってもこの場合、何を褒めていいのかわかりません。

 

こちらからどんなアプローチをしたらいいのでしょう?

 

フィンランド式キッズスキルを実践している施設では、こんな方法を試してみたそうです」

 

 

川西さんが教えてくれたのは、とてもシンプルな方法です。

 

用意するのは子どもが着替えるのに十分な大きさの「丸いカーペット」だけ。

 

服を脱ぎ散らかす子どもにこの丸いカーペットを渡して「この丸の中だけで脱いでみよう!」と声をかけたのだそうです。

 

フィンランド式キッズスキルは、大人が「こうしなさい」と指示するのではなく、

 

子どもと一緒に解決方法を考え、練習し、解決へと進めるプログラムです。

 

 

この場合「服を脱ぎ散らかす」という問題を指摘するのではなく

 

「丸いカーペットの中で服を脱ぐ」という“スキル”を身に付けることで、

本来の問題だった脱ぎ散らかす行為を子どもが自ら克服したのです。

 

 

技術の獲得で問題を解決 解決志向のプログラム

 

問題を解決する技術=“スキル”を身に付けることで、子どもたちが自分で考え、工夫して可能性を広げていってくれる。

 

キッズスキルの考え方は、技術の向上とともに自信を深め、より良いプレーができるようになるサッカーにとてもよく似ていますよね。

 

フィンランド式キッズスキルは、フィンランドの精神科医、ベン・ファーマン博士が開発したプログラムです。

 

このプログラムの開発には、実際の教育現場が深く関わっていて、教師から相談を受けたファーマン医師が

 

「子どもに受け入れてもらいやすい」

 

「親に感謝される」

 

「その問題に関わるすべての人たちがお互いに信頼し、協力し合える関係を築ける」

 

という三つの目標を目指して、試行錯誤、実践を重ねながらできあがった“現場の”声から生まれたものです。

 

子どもの性格や環境のせいにしない教育方法として、

フィンランド、スウェーデン、イギリス、オーストラリア、ドイツ、イランなど、世界各国で使われ、その効果が実証されています。

 

キッズスキルについて書かれた本は原作は15ヶ国語に翻訳され、プログラムは20カ国以上に広まっているのです。

 

ドイツでは、かつてのドイツ代表守護神、2002年日韓W杯のMVPも獲得したオリバー・カーンが、キッズスキルツアーというイベントで子どもと教師に向けてキッズスキルの良さについて広めています。

 

最後方から鬼気迫る表情で味方を鼓舞し続けたカーンは、現役引退後も“理想のリーダー”としてドイツ国内でも人気の高い人物です。

 

「どう育っていくのか、サッカー選手にならなくてもサッカーを通じて自発的に考える姿勢や思考力を身につけてほしい」

 

性格を言い訳にしない!キッズスキル実践のための15のステップ

 

子どもが自分で考える」「成長する」ための具体的な方法を順を追って

 

段階を踏めば誰にでもできる! 自立を促すフィンランド式成長法

 

キッズスキルの素晴らしいところは、しつけや問題解決の方法が、誰にでもできるように段階を踏んだ手順が示されているところです。

 

「私たちの子どもだから」「この子はこういう性格だから」と諦める必要がありません。

 

親やコーチが、子育ての才能、サッカーを教える才能を身につけていなくても、

技術で子どもたちを育んでいけるのがキッズスキルの最大のメリットです。

 

開発者のベン・ファーマン先生が示すのは、次の15のステップです。

 

 

ステップ1  問題をスキルに変換する

 

ステップ2  学習するスキルを決める

 

ステップ3  スキルを学ぶことの利点を探る

 

ステップ4  スキルに名前をつける

 

ステップ5  味方になってくれるヒーローを選ぶ

 

ステップ6  サポーターを募る

 

ステップ7  自信をつける

 

ステップ8  お祝い会を企画する

 

ステップ9  スキルを明確にする

 

ステップ10 学んでいるスキルを公表する

 

ステップ11 スキルを練習する

 

ステップ12 リマインダーを作る

 

ステップ13 お祝い会を開く

 

ステップ14 スキルを他の人に伝える

 

ステップ15 新しいスキルを決める

 

 

少し多いと感じるかもしれませんが、この通りにやっていけば、問題志向から解決志向へ、子どもたちが自分から進んで問題を解決する成長ぶりを見せてくれるようになります。

 

今回は、15のステップをいくつかのタームに分けてご紹介していきます。

 

各項目について説明してくれるのは、日本で唯一フィンランド式キッズスキルを広めるプログラムを提供している

 

ランスタッド株式会社EAP総研の川西由美子所長と、山越薫さんです。

 

「せっかくですから、子どもたちのサッカーで起きそうなことを題材に15のステップを紹介していきましょう」

 

アスリートのコンサルティングも多く手がける川西さんは「自分の身の回りで実際に起きそうなことで学んでいくのが一番の近道」だと言います。

 

まずはキッズスキルで最も重要なポイントとなるステップ1をサッカーキッズを持つお母さんからよく聞かれる問題を例にとりながら見ていきましょう。

 

 

サッカーを始めたばかりの子どもがいます。

 

サッカー自体は好きなようなのですがいざグラウンドに行ってみると、すぐに飽きてしまい、別のことをやりたがります。

 

また、思い通りにプレーができないと、怒ったような態度を取ってしまいます。

 

子どもが集中できないのは仕方ないのはわかっているけど……。

 

周りのお母さんたちに呆れられている気もするし、恥ずかしいし……。

さて、困りましたね。

 

子どものやる気や集中力は、子ども自身でもなかなかコントロールするのが難しいものです。

 

フィンランド式キッズスキルを使えば、子どもたちが「自分から」率先して問題を解決しようと努力するようになるそうです。

 

では、どうやって子どもに集中力をつけていくのか。

 

キッズスキルのステップに沿いながら、見ていきましょう。

 

ステップ1の「問題をスキルに変換する」を実行するためには、お父さん、お母さんのサポートが不可欠です。

 

その悩み、子どもの悩みですか? あなたの悩みですか? まずは親が問題を把握する

 

「ステップ1の中にも大きく分けてふたつの段階があります」

川西さんが言います。

 

 

「子どもは自分の行動が問題だとは思っていません。

 

飽きてしまうことや、イライラを表に出すことが悪いことだとも思っていません。

 

保護者の方に気をつけていただきたいのですが、ここで問題を自覚させようと

 

『集中しなさい』とか『イライラするのをやめなさい』といった子どもの行動を責めるようなことを言ってはいけません」

 

問題を指摘して~~ないと非定型でしかることはNG。

 

これはキッズスキルの大原則でしたね。では、どうしたらいいのか?

 

「子どもにとっての問題を親が観察してあげることから始めてください」

 

川西さんは、親の都合で問題を指摘するのではなく、子どもにとっての問題を見つけることが先決だと言います。

 

「この場合、お母さんにとっては『サッカーの練習が続かないこと』が問題です。

 

でも子どもの立場になってみたらどうでしょう?」

 

練習が続かないと困る理由、すぐに飽きてしまうと困る理由、

 

みんなと同じことをしないでふてくされてしまうと困る理由は、それぞれ違うのかもしれません。

 

サッカーの技術が足りない、ボールがうまく蹴れない、チームメイトと仲良くできない……。

 

子どもにとっての問題はサッカーの練習が続かない原因にあるのかもしれません。

 

つまり、子どもにとっては、サッカーの練習が続かないと、サッカーの技術が身につかなくて困ってしまうということにつながるかもしれませんし、チームメイトと仲良くできないことが辛いのかもしれません。

 

子どもにとっての問題に気づいてあげることが大切です。

 

そして、親が気づいた子どもの問題について、その事を子ども自身も問題視しているかどうかを話し合うことが大切です。

 

そのためにも、川西さんは

「お母さんやお父さんもサッカーグラウンドに足を運んで、子どもの心の動きも含めたプレーを見ることが大切ですね」と語ります。

 

「親は、子どもを注意深く見守りながら、少しの変化も見逃さず観察すること。

 

 子どもがやりづらそうにしているとき、ぎこちない動きのとき、楽しくなさそうなときを見逃さず、子どもが何に困っているのか、その気持ちや問題を把握することが何よりも大切」だと川西さんは続けます。

 

 

問題に対応するスキルを探す

 

問題を把握したら次はいよいよこの問題を解決する“スキル”を探します。

 

「いけないことをやめる」という発想は捨てて「正しいことをする」ためのスキル探しを子どもと一緒にになって始めるのです。

 

これまでご紹介した方法で感じ取り、子どもと一緒に話し合った、本人が気にしている問題について、今後“どうなりたいか”を聞いてあげることです。

 

不安や心配、たとえば足が痛くてサッカーのプレーが上手にできない子には、

その不安を共有してあげた上で、どうしたいのか聞いてあげることから始めてください」

 

もっと上手にボールが蹴れるようになりたい!

 

リフティングができるようになりたい!

 

ドリブルのフェイント技ができるようになりたい!

 

サッカーに飽きてしまう原因は、実はサッカーそのものの“スキル”不足だったということも少なくありません。

 

「練習に飽きないスキル=集中力が持続するスキル」を一生懸命探すよりも、

「サッカーがうまくなるスキル」習得する方が、練習に向かう気持ちが強くなるはずです。

 

直接的なサッカーの技術ではなくても、好き嫌いなくご飯を食べることや、早起きすること、朝ご飯をしっかり食べることなど、どんなことでも「サッカーの練習に飽きないための」スキルになり得ます。

 

ステップ2の「学習するスキルを決める」段階で気をつけてほしいのは、親が一方的に「途中で飽きるのをやめさせる」という視点で考えないことです。

 

「サッカーが楽しい」「もっとやりたい」という思考に子どもを導くことで、

子どもは自分からサッカーに熱中して、集中力も高まってきます。

 

キッズスキルアンバサダーの山越さんは「親子で一緒に話し合いながらスキルを決めること。

 

最終的には子ども自身が達成可能で『やりたい!』と思ったスキルを設定すること」がポイントだと言います。

 

「スキルを身に付け、それを磨くことによって「サッカーが上手になる」というのは子どもにとってもうれしい出来事でしょう。

 

そうなれば自ずとステップ3の「スキルを学ぶことの利点を探る」もクリアできてしまいます。

 

もともと子どもが抱えていたかもしれない悩みとして、練習に集中できるようになると、チームメイトとも真剣に練習するので、仲よくいられるという利点もでてくるかもしれません。

 

今回はステップ1~3をご紹介しました。

 

 川西さんも山越さんもこの段階こそが「キッズスキルの特徴であり、一番大切なこと」だと声を揃えます。

 

問題をスキルに変換するというスイッチを入れるには、保護者の方が、これまでの子育てやしつけ、サッカーへの取り組みに対する考え方を大きく方向転換することになるのかもしれません。

 

ステップ1~3は、キッズスキルのエッセンスが詰まった大切なセクションなので、時間を割いて説明しました。

 

 以上

 

ボールを上手に扱えるようになると、楽しくなりますよね♪

まずは~ボールをシッカリ運ぶ!!から。