檜垣裕志神戸サッカーアカデミーブログ / ポッパーマン サッカーブログ

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お父さんコーチでもできる子どものモチベーションアップ術

参考まで

 

お父さんコーチでもできる子どものモチベーションアップ術

日本のジュニア年代では、お父さんコーチであったりと、アマチュアの指導者も多いはずである。しかし、ドイツの実情はどうなのだろうか。クラウス氏は話す。

 

「ドイツでも状況は同じです。プロのコーチの数は限られています。ですので、ボランティアコーチに感謝しなければなりません。なぜなら彼らはお金を受け取ることなく指導を行ってくれています。日本のこういった方々にアドバイスを送るとするなら……。選手の立場になって物事を考えてみて下さい。例えば10歳のグループに練習をするのであれば、自分が10歳だったときに、どんな遊びや練習が好きだったか、嫌いだったかを思い出してみて下さい。自分の中で『このトレーニングは好き、楽しいに違いない』と思うのであれば、それを行ってみると良いでしょう。もし練習メニューに行き詰まったり、何を教えたらいいかわからないというのであれば、4対4のミニゲームがおすすめです。実は4対4が最高のトレーニング方法であったりするのです」

 

さらにクラウス氏からのアドバイスは続く。

 

「まずはトレーニングの前に子どもとコミュニケーションをしっかりと取り、このコーチとなら楽しくサッカーできると思わせましょう。もしモチベーションの低い子がいるのであれば無理に練習に参加する必要はありません。家でテレビを観たり、プレーステーションをしていたって良いのです。しかしフィールドに来る以上、ここはサッカーをする場所だということを理解させるようにしてください。

 

しかし、そうは言っても常にトラブルメーカーというのは存在します。本日の指導者研修でも2人のコーチはトラブルメーカーでした(笑)。このような子どもにはある種の責任を与えるようにします。彼らに『コーチから見られている』ということ、そして『コーチは自分たちのことを気にしてくれているんだ』ということを感じさせます。そして彼らに『自分たちは良い選手だからコーチが責任を与えてくれているんだ』と感じさせるようにします。そのように責任を与えることで、子どもたちをその気にさせるのです。このような場合、その子どもを否定したり、罰を与えるのは一番よくありません。罰を与えることで状況はどんどん悪化していきます。

 

つまり子どもがまだ(精神的に)準備ができていないのであれば、無理に練習に参加しなくても良いですし、参加するのであれば、うまく責任を与えながらモチベーションを上げるようにして下さい。例えば今日の指導者研修でのトラブルメーカーに対して、私はこう言いました。『練習がうまく流れるように、非常に理解力の高いあなたが列の先頭に並んでください』。そうやって責任を持たせることで、この方は私を信じて列の先頭に並んでくれました(笑)」

 

子どもたちが楽しめる環境づくり――。指導者自身がどう接すれば子どもが楽しんでくれるのか、どんな練習方法が楽しんでくれるのか、そういった考えを絶やさず、持ち続けることが大切なのかもしれない。またクラウス氏のように、さまざまな指導現場に足を運んだり、実用書を調べてみたりすることも、重要なことだろう。プロフェッショナルのドイツ人指導者の考え、みなさんも参考になるのではなかろうか。

 

<プロフィール>

 

クラウス・パブスト

 

1971年生まれ。現在、FC1904ヴィクトリアケルン育成部長。大学時代、ケルン体育大学に進学し、スポーツ科学を専攻。その後はサッカー指導者の道を歩み、ドイツ・ブンデスリーガの名門、1.FCケルンのユースコーチや育成部長を務め、ルーカス・ポドルスキーアーセナル)などの育成にも携わった。自身のスクールである「1. Jugend-Fusballschule Koln」の代表を務める。また1児のパパでもある。